アクダマドライブ勝手に考察

2020年10月スタートのアニメ「アクダマドライブ」が好き過ぎて、初めてブログ始めました。勝手な妄想全開なので心の広い「アクダマ好き」の方が読んで頂けると嬉しいです。

アクダマドライブ 考察 「一般人を演じた詐欺師」は何処から来たか?他の「アクダマ」との関係について

このブログはネタバレを含みます!

 

 

作者の勝手気ままな妄想考察も含みます。

「アクダマドライブ」を第一話から観ていないと意味がわからないと思います。

 

 

 

注意して下さい。

 

 

 

第三話までに「一般人を演じた詐欺師」との関係により変化した「アクダマ」がいます。

そうです。

「殺人鬼」です。

 

最初「殺人鬼」は、「羊達の沈黙」のハンニバル・レクターのように拘束されています。

警察署長の首を切り飛ばした時に彼は目隠しすら外していません。

「捕まえたなら」

まず、重い拘束着やベルトが、どさっと落ちます。声はマスクでくぐもっています。

「ちゃんと」

ここで目隠しやマスクなどを外します。

髪をゆらしながら

「殺して欲しかったなぁ」

 

恐ろしく美しい名場面です。

 

表情がやさぐれています。もう生き残る事に飽きていたのです。

 

ただ、そんな彼に楽しみが出来ました。

自分を救出する計画があり、救出されたら、その場所にいる8人に爆弾をつける事を依頼されていたからです。

 

警察署長を殺害したのは自分が混ざる為の計画だったのか偶然だったのか。

それを判断する材料は見つかりませんでした。

でも、ひとつだけ見つけた楽しみなのです。自分が混ざって、もっと楽しみたいと思ってもいいんじゃないかなと思ってたんだと思います。

廃工場へ向かう為に訪れたバスステーションで「殺人鬼」は殺人をしています。

「赤く開く満開の華。綺麗だな〜」

ナイフについた血を落としながら舐めています。口の横から流れている血は自分の血では無いでしょう。

首の無い死体も1つだけ見えます。

この時の彼は「血」と「赤」を愛するまごうことなき「殺人鬼」です。

後ろのNO暴力のネオン標識に制作者のブラックなユーモアを感じて笑ってしまいました。

ちなみに「運び屋」の背後は「NOスモーキング」

 

話がそれますが、この場所で、もうひとつ大事な事実が状況として語られています。

 

「シンカンセン様〜。シンカンセン様〜。¥%♪☆〒☆○〜」

「チンピラ」が、最後に何と言ったのか何度も聴きますが聞き取れませんでした。

そう、あの場所から「シンカンセン」が通ったのが見えたのです。

 

日本人は私も含めて信仰というものに鈍感なので、あの場で「シンカンセン」を拝んでいるのが「チンピラ」だけという異常さに気づき難いのです。

物語の最初の映像で光る「シンカンセン」に向かい人々は全員が立ち止まり手を合わせて祈っています。

そして、走る「シンカンセン」をじっと見つめる黒猫。冒頭の印象的な場面です。

 

「アクダマ」達は神をも恐れぬ超S級犯罪者なのですから「シンカンセン」を拝んでいないのは理解できます。

「チンピラ」は、処刑課の警察官なので、典型的なカンサイの人です。

祈りが身体に染みついています。それで祈ってしまいます。

 

では「一般人を演じた詐欺師」は、何故拝んでいないのか?

まず、「一般人」でないのは、ここで改めて確定します。

仮にも「一般人を演じている」のだから「詐欺師」としてもここは拝んでおくべき場面です。

 

 

「一般人を演じた詐欺師」は、そもそもカンサイの人間では無いのです。

 

その証拠に、「チンピラ」がシンカンセン強奪に狼狽えている時に話を合わせた「一般人を演じた詐欺師」は言うのです。

「そうですよ。シンカンセンはダメですよ。みんな拝んでますよ」

 

おかしいんです。

カンサイの「一般人」なら誰でも息をするように拝んでいるのです。

信仰とは、そういうものです。なのに、まるで他人事のような発言です。

 

彼女は、最近、カンサイに来た人間なのです。

そしてカンサイの人が「シンカンセン」を拝んでいるのを不思議だなと思いながら見た事がある程度です。

 

 

では彼女は、何処から来たのでしょう。

 

 

実は、既にもう答えが出ています。

 

 

廃工場で途方にくれた「一般人を演じた詐欺師」が外に出るシーンがあります。「運び屋」と「居場所」の話をする前です。

 

彼女は座り込んで呟きます。

「遠くまで……来ちゃったな」

 

彼女がその時に見ている方向から彼女は来たのです。

左にミナミ、右は現在の京橋あたりです。その先に中央区はありますが彼女は「カンサイ」の人間ではありません。

だとしたらもっと先を見ています。

兵庫、岡山、広島方面です。その先に九州もあります。

 

彼女が九州プラントから来たという描写はありません。

ただ、彼女が来た方角は判明しています。

 

今後、彼女が見事に最後まで生き残り目的を達成する事を祈り、その願いを込めて今から彼女の呼び方を変えます。

「主人公」と。

 

話は「殺人鬼」に戻ります。

 

バスの中で、彼は、まるで子供のように楽しそうに外の景色を眺めています。

赤いボタンを見つけてご機嫌で全て押していき、非常ボタンまで押しちゃいます。

「あーか、あーか」

そのまま、ホテルに突っ込んでいきます。

どっかーん。

ここから「殺人鬼」目線でお楽しみください。

 

僕が気がついたら嫌いじゃないピンクが目の前でコケたよ。

支えてあげよ。

「大丈夫?」

ピンクが「あ、ありがとうございます」と言ったよ。

「えっと…」

ピンクが僕を何て呼んだらいいのか悩んでるみたい。自己紹介しなくちゃいけないね。

「僕、殺人鬼なんだ」

「あ…殺人鬼さん」

「僕、ピンクも嫌いじゃないんだ。赤に白を混ぜるとピンクになるでしょう?」

「え?」

「でもピンクって鮮烈さが無いよね」

僕は初めて前にいる人の顔を見たんだ。

「はっ」

そこに鮮烈なピンクがあったんだ。

「あの…殺人鬼さん」

綺麗。

「キレ〜イ」

「え……そんな……私なんか普通ですよ…」

「君は僕のものだ。もう誰にも渡さないからね」

 

彼女は、その後、色々言っていたけど、僕を拒否したりしなかったんだ。

「詐欺師」は僕のものになってくれたんだよ。嬉しいな。

 

僕、赤い色以外に好きなものが出来たんだ。こんなに楽しい気持ちになったのは初めてだよ。

 

このやり取りに気付いて「気にしている」人物が2人います。

それをチラチラ見ている「ハッカー」。

煙の立ち上るタバコを持つ手が微動だにしない後ろ姿の「運び屋」です。

どちらも「殺人鬼」が「主人公」を殺すのでは無いかと少し危惧しています。

「運び屋」は「礼は言わん」と言ってますが感謝しないとは言って無いのです。

彼の「上出来だ」は最大級の感謝です。ツンデレさんです。

基本、彼はプロ気質で契約を重んじる性格です。

処刑課弟子の肩を撃ったのは「主人公」が処刑されると思ったからです。

処刑課師匠から「狙ったのなら大した腕だ」と言われています。

 

だいたい、このホテルの場面は、映像もめちゃくちゃ綺麗でアクションも最高なんですが、実はさらに心理戦が凄いんです。いや本当に。

色々なキャラクターの思惑が錯綜しています。

 

ホテルで「主人公」の鮮烈なピンクに出会ってから「殺人鬼」は彼女にくっついているのでホテルで警察を殺害しているのは「喧嘩屋」です。

「医者」も「喧嘩屋」に「アンタ1人で片付けて欲しいわ」と言ってます。

 

「殺人鬼」は血のついたナイフの手入れをしていません。

殺害後の高揚も無く「赤い華」発言もしていません。

「主人公」の頬の返り血は舐めましたが。

「放っておくと、汚くなるからね」

 

殺人より「主人公」が気になっています。

 

「チンピラ」は沢山の警察が目の前で「喧嘩屋」に殺されるのに何もできない自分に苦しんでいます。

実は彼はバス事故の時に偶然を装って「喧嘩屋」を攻撃していたのではないかと思います。

「チンピラ」と思っていた時は「喧嘩屋」の丈夫な身体を盾にしているだけだと思ったのですが、処刑課なら「喧嘩屋」を秘密裏に処刑出来たら、この集団の戦力を大きく削ぐ事が出来ます。

結果は攻撃した事にすら気付かれませんでした。惨敗です。

 

1人で目障りな警察を片付けた「喧嘩屋」に、もし彼が本当の「チンピラ」なら今までのように「スゲーな。大したもんだ」と言いそうなものなのに「チンピラ」は1人酒を飲んでいます。勤務中ですが「自棄酒」しないとやっていられないくらい落ち込んでいるのです。

「チンピラ」は自分が知らせた処刑課の到着を今か今かと待っています。

下にいる警察官は処刑課に知らせていないと言ってます。知らせたのは「チンピラ」です。

 

「殺人鬼」の天敵は言わずとしれた処刑課です。

処刑課の気配には異常なくらい敏感です。

 

処刑課がホテルの部屋に入ってくる前に窓から外を見ていた「殺人鬼」は、スっと「主人公」の隣に立ちます。「君もやるなら僕もやるよ」この時点でもう処刑課が近くにいるのに彼は気づいています。

 

次に「運び屋」や「喧嘩屋」「医者」「ハッカー」が異変に気づき、処刑課が突入してきます。

「殺人鬼」は気付いた顔ではありません。知っていた顔です。

ちなみにこの時に「チンピラ」の顔はうつりません。

 

「掃除の時間だ」

 

ここで「殺人鬼」は画面から「赤い目欲しいな〜」まで姿を消します。

突入した処刑課師匠は弟子の戦いを見守っています。

「殺人鬼」に気付いていないのです。

「チンピラ」の流した情報は、SOSと場所くらいのものだったようです。でなければ師匠が「殺人鬼」を前に高みの見物をするはずがないのです。

 

「殺人鬼」は何故、姿を消したのでしょうか。

あの「殺人鬼」が「処刑課」を恐れるでしょうか?

 

私は「主人公」に危害が及ばないか陰から見守っていたのだと思います。「殺人鬼」の自分が近くにいると巻き添えになるかもしれないし離れて見ておこうみたいな。

彼女に危害が及ぶなら、処刑課をサクッと殺そうと考えていたのではないかと思います。

しばらく見ていて「主人公」がソファーに隠れているので、安心して、ちょっと赤い目が欲しくなって出てきたのです。

今までの彼なら、出て来た時点で弟子と師匠の首がなくなってもおかしくない場面です。

弟子も「喧嘩屋」も、師匠ですら「殺人鬼」がどこからいつ出てきたのか目で追えていないんです。

 

そして、おそらく「殺人鬼」は相手が攻撃してきたらスイッチが入り自動的に素早く迎撃するんだと思います。

だから師匠は反撃しようとした弟子に「馬鹿め」と叫んで、走って割って入ります。前の記事にも書いていますが「殺人鬼」は、ゆっくり歩いていますが弟子は顔色を変えています。

師匠は「殺人鬼」の腕を持って窓から放り出します。師匠は一切、攻撃しないのです。

それでも今までの「殺人鬼」なら一度、スイッチが入れば犠牲者がいない事などなかったはずです。

「殺人鬼」は「主人公」により行動が変化しているのです。今回、今までの彼ならスイッチがオンになっていた場面なのに、恐らくスイッチ入っていないんです。

師匠はそんな変化など知らないのでスイッチが入っていても何とか制圧出来ると思ったのではないでしょうか。

 

この辺りは根拠がないので完全なる想像ですが。

 

「殺人鬼」の変化は、この先も続いていきます。

 

 

ちょっと長くなってきたので、ひとまず今回はここまでにします。

 

 

次回は、この続きとホテルでの「主人公」と「チンピラ」の本心についてなどの考察です。